年別アーカイブ: 2017年

子宝草

yjimage

これ、子宝草。
この葉の先の、小さい粒粒のようなのが、土に落ちて、あるいは落としてあげて、
そこからドンドン根を生やし、増えていくのです。
まさに、その過程が、子孫繁栄の象徴みたいです。

 

この子宝草、先週、行きつけの美容室でふと目に留まったのです。
なぜ、子宝草が我が家にやってきたか、、、、。
長々と説明します。

担当していただいている、美容師Rちゃん。
細田クリニックでお産されて、私も客として、2~3か月に1度は、お子さんKちゃんの成長を見させていただけるので、行くたびに、抱っこさせてもらうことができます。
一緒に遊べて、成長を見れて、贅沢な待遇で、お世話になっています。もちろん、カット&カラーをしていただくのがメインで。
男性半分、女性半分、若者半分、お年寄り半分、家族夫婦半分、お子さん連れ半分、
いろんな職種、主婦さん、学生さん、さまざま。
そんな雰囲気。大好きで、院長も常連客。

そこの美容師Rちゃん、生後1か月過ぎた頃から、仕事復帰!
本当は、1年くらい子育てに専念する!と聞いていたのですが、そこのオーナーさんが
病気になられ、大好きなオーナーさんのためなら!!!と、首も座っていない、kちゃんをそして、お兄ちゃんのRくんとともに、子連れ出勤。
ベビーベッドをお店の片隅に置き、おっぱい上げながら、おむつ変えながら、寝かしつけながら、そのなかで、お客さん途切れることなし。
それでも、笑顔で、面白い話して、老若男女に通ずる話の豊富さ、もちろんカットもしっかり(←当たり前なんですけど、ほとんどのお客さん私も含め、しゃべりに行っています(笑))
そして、1年たち。一人では、さすがに、大勢のお客さん相手は大変!となり、お手伝いだけされていたオーナーの長男さんのお嫁さんも、急きょ、美容師学校へ行くと。
もう、高校生のお子さんいらっしゃるんです。
義父さんのお店のため!と、ひっーーーーーさしぶりの勉強、がんばっておられます。
で、1才4才の現役ママ、そしてベテランママ、の二人で、今、オーナーさんの帰りを待ちつつ、お店を切り盛りされている、そんな美容室です。
(前置き、長っ!)

そこのお店、観葉植物がいくつか置いてあって、kちゃんを抱っこして、
お店の中をうろうろしていた私の目に、やけにたくさんあるこの植物が、目につきました。
「この粒粒ある、これ何?」と聞いた次第です。
子宝草!
初めて聞く、名前でした。
あまりにも、私、ジッーーとみていたので、Rちゃん、
「持って帰っていいですよ」と(笑)
で、我が家にやってきました。

今も、我が家の玄関にあります。

もう少しして、繁殖出来たら、クリニックに持ってきます。
産婦人科にとって、子宝草。
縁起いいですものね。

 

追記=去年の春に買った、がじゅまる!
クリニックの診察場に置いていた、がじゅまる!
2016年7月のブログ 「夏場」の記事、覗いてください。
この頃から、うんと大きくなり、植え替えました。
3倍くらいですよ!
さすがに、診察室の机には、置けなくなりました(笑)

eri.hosoda

 

残暑お見舞い申し上げます

もうすでに、夏の疲れがでそうな暑さです。
甲子園で戦う高校生、凄いです!
外で働いているお仕事の方を見ると、院長いつも言ってます。
「心から、尊敬するわ。」と。

さて、クリニックの中は、6月7月に続き今も、バタバタ続き。
少しは、落ち着いたかな?・・・と思いながらの、今日です。

最近の思ったこと、感じたこと、見たこと、
などなど、書きます。

今日、外へ出たとき、
歩道脇の排水溝に、たばこの吸い殻山盛りを捨てている、
タクシーの運転手を見かけました。
むっちゃ、腹が立ちます!!!!

6月に生まれたスタッフの長男くん。
笑うようになりました!と、写メが送られて来ました。
むっちゃ、癒される~~~

夏休みも帰ってこれない息子。大切な試験があるらしい。
ある日のライン。
息子「今度の試験、再試もないから、落としたら終わり。怖いで~」と。
私「いや、その表現おかしいやろ。怖いのは、私じゃなくて自分やろ!
怖いで~じゃなくて、怖いわ!の表現ちゃう?!!」
息子・・既読スルー・・
そりゃ留年されたら、授業料払うのこっちだし、それはそれで怖いけど・・・。

ある患者さん。
お盆休みに、陣痛来たら、どうしましょ?と。
24時間スタッフいるので、お産や緊急は、クリニックに電話してください、と答えると、
「え?お盆も、お産、いけるのですか?良かった。」と。
院長の父の時代(30年以上前)は、小規模な開業医レベルでは、
「お正月やお盆休みは、その間に陣痛来たら、
こちらが教える提携している病院に行ってください。」というやり方があったらしいです。
だから、父は、お盆には1日実家に帰り、お正月には1泊温泉に行っていたそうです。
今の院長には、無縁です。

同い年のスタッフとの会話。
「私、いくつやった?〇才だよね?」
「えっと・・・・・・、うん、〇才!」
だんだん、自分がいくつか、瞬時に答えられなくなりました。
ある意味、答えたくないのかも(笑)

母親教室でのこと。
2回目の出産の方が
「前のお産の時のことを振り返ると、
今回も元気に生まれてきてくれるか不安になるのです。」と質問。
そこで、細田クリニックで5回目の出産される方の答え。
「お産重ねるにつれて、本当にお産の怖さがわかってくるんですよ。
私も、何人目でも不安ありますよ。
ある意味、何もわからない一人目の時が不安とか怖さ、少なかったかも(笑)」と。
・・・・そうですよね。
お産がわかってくれば、不安はあって当然。
その不安を乗り越えてこそ、命が生まれる奇跡を新たに感じ、
また、心から喜べるのだと思います。
重みのある、5人め妊娠中のママさんの答えでした。

eri.hosoda

 

 

生まれました

先月、クリニックで働くスタッフがお産しました。
元気な男の子!
開業した時からのスタッフ。
一番若手で、クリニックオープンの時からいてくれて、
クリニックの出来事を一緒に考え、味わい、悩み、喜び、、、
プライベートでも、彼と出会い、結婚し、妊娠し、、
そして、出産。
他の妊婦さんと同じように思ってはいるものの、
身内、家族感的な、もう一つの関係が、私たちの気持ちを
ドキドキさせました。

 

本格的な陣痛が来て、3時間で分娩室へ。
パパ、間に合うか!という早さでした。

 

そこから、少々、初産婦並みの時間がかかりましたが、
堂々と、立派に、生まれてきてくれました。

 

男の子!
みんな、待ってましたとばかりに
ママとベビーちゃんに、そして、パパに、
おめでとう!!!の声。

 

私は、生まれたばかりのベビーちゃんを見た瞬間、
涙が出そうな、ばぁば気分(笑)

 

 

出産してからの入院期間中は、
今まで働いていたスタッフやその子供たちが、祝福に来てくれていました。
(もちろん、その小さな子供たちも細田クリニックで生まれています。)
そして、現役スタッフの大きな子供たちも、面会に来ています。
小さな生まれたてのベビーちゃんに会いに、そして、触れて、
おめでとうを伝えに、やってきてくれていました。
家族って、父、母、きょうだい、だけでない・・・
おめでとう!と心から言えるつながりも、家族だな、と思いました。

 

手元にある、写真だけ、ピックアップ。

IMG_4958生まれる数日前。自分の足で顔面蹴り。

 

 

IMG_4959生まれた翌日。早速ママに沐浴を。

 

 

564

321
みんな、ベビーちゃんと記念に1枚。
みんな思い思いのことを生まれたばかりのベビーちゃんに語り掛けたり。
小さな子供たちは、何を感じたのでしょうか。
時には、 パパとママのこれからの幸せを語ったり。

 

本当に本当に、
元気に生まれてきてくれて、ありがとう。
みんなにいつも話してるし、母親教室でも強く話してますが、
妊娠はもちろん、さらに、生まれてきてくれることは、本当に奇跡。
ここに写っている子供たちも、みんな、奇跡なんです。
本当に奇跡・・・・。
その奇跡を起こすママは、命がけです。
命を懸けて、ここに写っている子供たちを生んでくれたのです。
だから、すごく新鮮に、
心から、ありがとうみんな、と思いました。
お金でも買えない、神頼みでも授かれない、そんな命。
身近なスタッフの出産で、そして、ここで生まれたすべての子供たち、
みんな、どんな命も奇跡です。
まだまだ、子供たちは、ママの命がけの奇跡を感じてはいないだろうけど、
きっと、いつか感じられる時があるだろう、、と思える成長が
たくさんの癒しをくれました。

本当にありがとう。
そして、心からおめでとう。

eri.hosoda

勉強・・・・

息つく間もなく、あわただしく過ぎていった6月。
お産、予定の帝王切開、緊急の帝王切開、母体搬送、、、
昼夜関係なく、平日休日問わず、ありました。
本当にハードで、寝る前には無意識に、
「日々修行!」とつぶやく院長と
「いつまで続くこの修行」とつぶやく私でした。
でも、
風邪もひかず、スタッフ誰一人、健康を害せず、
働いてくれたこと、感謝です。

そんな過酷な日々の中、
新生児蘇生法の認定の講義と試験をスタッフとともに
受けました。
スタッフの紹介で、大病院の師長さん自らクリニックに来ていただき、
楽しい講義、わかりやすい説明をしていただくことができました。
もちろん、スタッフも院長も、現場(分娩室)では、
目の前に蘇生が必要な新生児がいる症例に関しては、
体が動き、実践しています。
慌てるし、うわぁ・・!と緊張感が全身を襲いますが、
どんな状況でも、実践しなくてはいけないのが、国家資格だと、自覚しています。


とくに、院長は、総合病院の医長時代には(若かりし頃)、お産をしつつ、状態の悪い新生児の蘇生も自ら行う、という古い時代に生きてきたので、新生児の蘇生は、数えられないほど、やってきた過去があります。
でも、改めて認定試験という、理論の復讐や確認を兼ねて、
スタッフと講義を受けました。

数日前から、みんな新生児蘇生のテキストを片手に、少しでも時間があれば、開いて覚えようとしたものの、前述したように、かなり、忙しい勤務状況で、テキストを開くことすらできない毎日。
そうして、講義の日を迎えました。

 

ドキドキしながら、一番最初にプレテスト。
緊張感のまま、講義に入り、一応は現場で知ってはいることなのですが、
文字や数字を講義として聞くと(?)マークーが頭の中に。
それでも、フンフンとうなずき、
頭の中に入っているのか、どうか、、、
不安なまま、実践の時間となりました。

2つグループに分かれて、テーマをいただき、実践をします。
分娩の様子、生まれてきた新生児の呼吸状態、色、心臓の動き、など、
設定を聞き、体に覚えさせること、1時間ほど。
講義していただく先生が、どこがポイントか、わかりやすくヒントを下さったり、
大切なところを何度も唱えてくださったりで、助かりました。
実際、お産の現場で、鬼気迫る状況では、笑顔など誰もありませんし、必死です。
スタッフ間の声も違います。動きも違います。
数秒単位で、変わっていく新生児の状態なら、
私たちも数秒単位でアセスメントできなければなりません。

慌てながら、冷静さも必要で、行動も伴い、声も掛け合い、
そして、人として、祈りながら、、、、、

蘇生することが全てです。
その現場を再現しながらも、講義では、、、、、人形相手。
みんな、人形相手だと、やや甘いところと、周りに人がいる安心感と
・・・・で、こんな写真の状況です。
なぜか、院長と私の蘇生光景が写真に!
((私、にやけてるやん!真剣じゃないみたいに見えるやん!))
と、スタッフにこの写真以外ないの?と問いましたが、
結局、この写真のみ・・。笑ってますが、まじに必死です。

    蘇生

このあとすぐに、本テスト。
久しぶりの、カリカリ鉛筆の音とページをめくる音の中、受験しました。

余談(私が、問題をちょうど半分くらいやっている頃に、
院長は全部終了したようで、鉛筆を机に置く音が聞こえました。

   腹が立つやら、焦るやら・・・。
さらに、見直しすらしていない雰囲気。
そりゃ、院長はわかっていて当然なのですが・・・・。)

そして、数日後、受講スタッフ全員、合格しました。

講義の後も、講義で知ったことを会話したり、
うちのクリニックでは、ここはこうで、こうしよう、とか、
こういう場合はこうだよね、とか、
すごく、前向きなみんな。かっこいいみんなです。
さらに、この日以外に、ステップアップしたコースの合格者が2名います。
自ら、受講のため他病院に行き、勉強して合格して、、、、すごい!
基本、認定試験を受けていなくとも、実践でできることが当然です。
が、ほとんど日常では、蘇生が必要な新生児の出生はありません。
だから、いざ、蘇生が必要!という時のために、
日ごろから、蘇生のイメージをお互いに口に出すことが必要なのかな?
と思います。

貴重な1日でした。
お忙しい中、講義をしてくださった、M師長さん。
本当にありがとうございました。すごく、わかりやすかったです。
eri.hosoda

 

 

 

 

 

紫陽花

九州地方は、梅雨入り。
京都も今日は、久しぶりに、雨です。
いよいよ、 洗濯物は乾かない・・・、
歩く時足元びちょびちょ・・・、
髪の毛クルクル・・・、
もちろん、部屋も暗く・・・、
いやーな季節です。

 

そんな今日、朝、出勤中、 スタッフのSさんからすてきなラインが入ってきました。     

        Inkedライン3

クリニックに着き、早速、診察室へ顔を出すと、すでに、いけられていました。

        1あじさい
うす黄色い、
おとなしい、
でも、診察室で目を引く華やかな1輪。

右から、左から、外来スタッフと眺めました。
眺めることに、飽きません。

 

Sさん、ありがとう。
「誰かに見てほしくて、、、」
と思って、診察室に飾ってくれた、やさしい気持ち。
それも、ありがとう。

雨の中、バイク出勤なのに、つぶれずに、持参してくれたのですよね。

 

「食育」はよく耳にしますが「花育」という言葉も聞いたことがあります。


花やグリーンを通じて、植物の生命や美しさを感じる心を養うことです。

偏った感性ではなく、いろんな感性を豊かにする、ということでしょうか。
わかっているものの、子供が小さい頃は、そんな余裕はなく、
今頃、その大切さに気付く私たちです。

eri.hosoda